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ゼンソク人間学 with Sankei Shinbun
No.03

ぜんそく…
受診して日々の“ケア”を

ぜんそくは季節の変化や外的要因が引き金になって増悪することが多い。「よくなったから」と途中で治療をやめるケースがあるが、ぜんそくはコントロールが大切。その原因や日ごろの注意点について語ってもらった。

治療継続でつらい症状から解放を

ウイルスなど感染症で悪化
インフルエンザも注意

――せきが止まらなくて、何の病気か分からないまま病院に来る人がいるようですね

吉村:病院に来て、そこで初めてぜんそくと診断される患者さんは多いです。

寺川 綾寺川:私は子供の時、ぜんそくがありましたが、大学生の頃は、症状は落ち着いていたのでとりたてて治療をしませんでした。練習中、苦しいのはその練習のせいだと思っていました。その後、日本代表になって積極的な治療でぜんそくに向き合うようになってから、トレーニングの内容を濃いものにすることができました。

吉村:ぜんそくは外的な要因で増悪する病気です。冬はインフルエンザをはじめとする感染症が増加する季節であり、ウイルス感染でぜんそくの症状が悪化する患者さんも増えます。

寺川:私も選手時代は、冬場は特に気を付けていました。発作が出たりすると記録に影響するので、レース前は入念に調整をしました。

秋はダニの死骸増え
ぜんそくのリスク増加

――ぜんそくの原因は?

吉村 邦彦吉村:ぜんそくは空気の通り道である気道に炎症が起こり気道が狭くなる病気です。ダニなどによるアレルギーも原因の一つです。秋になるとダニが死ぬため、その死骸や破片が環境中に増えるとぜんそくを引き起こしやすくなります。特に小児ぜんそくの大半はダニが原因といわれています。お子さんのぬいぐるみにも、ダニがついていることがあります。

寺川:うちは子供がいるからぬいぐるみもいっぱいあります。これからは、日干ししてフィルターの目の細かい掃除機で吸引するようにします。

吉村 邦彦

治療中断→再開繰り返すと
気管支の状態が悪化

――ぜんそくの治療で重要なことは?

吉村:治療によっていったん症状がひいても、それは完治した状態でないことを知って治療を継続することです。ぜんそくの発作で救急搬送されて人工呼吸器が必要になる人もいます。日々のコントロールをきちんと行っていない人にこういった患者さんがみられます。

寺川:治療継続の重要性は、ぜんそく患者の私も実感しています。

吉村:とても大切なことですね。患者さんの中には症状が悪くなると来て、よくなったら来なくなることを繰り返す人がいます。継続しない場合、気管支の壁が硬くなり年々悪化していきます。ぜんそくは完全に治すのは現状では難しい病気ですが、症状のコントロールをすれば普通の人と変わらない生活ができるし、スポーツも楽しめ、寺川さんのようにオリンピックでメダルを取ることもできます。

寺川:ずっと見守りたいという先生と、治したいという患者さんとの信頼関係。ぜんそくの治療は、ベストの治療を一緒に考えてくれる信頼できるドクターを見つけ、長く付き合っていくことが重要だと再認識しました。

プロフィール
  • 吉村 邦彦

    吉村 邦彦(よしむら くにひこ)

    三井記念病院呼吸器内科部長
    東北大学医学部卒業。虎の門病院で内科研修。米国国立衛生研究所(NIH)、東京慈恵会医科大学講師、虎の門病院呼吸器センター長兼内科部長、大森赤十字病院学術統括・臨床研究部長などを経て、現在、三井記念病院呼吸器内科部長。

  • 寺川 綾

    寺川 綾(てらかわ あや) ロンドン五輪で2つのメダル

    大阪府出身。高校2年の時に出場した2001年福岡世界水泳で注目を浴び、04年アテネ五輪200メートル背泳ぎで8位入賞。12年ロンドン五輪では100メートル背泳ぎと4×100メートルメドレーリレーでそれぞれ銅メダルを獲得。1児の母。ミズノ所属。

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