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ゼンソク人間学 with Sankei Shinbun
No.09

ぜんそく…
適切な治療で開ける未来

子供時代にともにぜんそくだった2人。ぜんそくは治療でコントロールできる時代になった。ぜんそくを理由に夢や可能性をあきらめる人生なんて。治療を継続することの重要性について語ってもらった。

治療継続でつらい症状から解放を

しっかり問診
電子聴診器の音で納得

寺川 綾寺川:先生のクリニックは、ぜんそくが疑われる患者さんに対して、どのような診察をされますか?

髙尾:とにかく問診と聴診が重要です。問診は電子カルテ画面では収まりきれないほど詳しく書きます。ぜんそく特有のゼーゼーに気づいていない患者さんには、電子聴診器で聴診音を録音して聴かせてあげると納得されますね。次に専門的な検査をしてぜんそくかどうかの診断をつけます。

寺川:ぜんそくかどうか未診断の患者さんもいるのでしょうか。

髙尾:ぜんそくはゼーゼー言っている人ばかりではありません。むしろせきや息切れしか症状がなくて風邪と誤診され、長い間困っている患者さんが多く来院されます。聴診と検査は診断を適切にし、患者さんに理解いただくための手段ですね。

ぜんそくの負い目
自信喪失の日々…

寺川:ぜんそくを放置するとどうなりますか。

髙尾:適切な治療が行われないと、発作を引き起こすこともあります。発作になると、平常の状態に戻るのに3週間ほどかかってしまいます。

寺川:私は幼少のときにぜんそくが発症したため、親のすすめで体を強くするために水泳を始めました。

髙尾:私も子供時代、ぜんそくでした。当時の治療法ではぜんそくはコントロールできず、いつも発作の不安を抱えていました。学校のマラソン大会は苦しくて走れず、あこがれていた少年野球部への入部も断念して、自信喪失の日々でしたね。

しつこいと思われても
患者さんの体のために

寺川:私は子供時代、体がしんどいときは無理をせず、できるときに全力でがんばるという方法をとっていました。

髙尾:選手時代はどうですか。日本代表になるのは東大合格より難しいじゃないですか。

寺川:同じようなことをコーチに言われました。でも、東大には入れないけど「好きな水泳ならがんばれる」と思いました。

髙尾:寺川さんは母として、お子さんがぜんそくになったらどうしますか。

寺川:私自身はもっと早く、きちんと治療をしておけばよかったと思うので、もし子供がぜんそくになったら、早期に専門医に診てもらいます。ぜんそくを理由にスポーツに打ち込めない、あれもこれもできないという人生を送ってほしくはありません。

髙尾:ぜんそくは、自分にとって大切な家族や仕事のためにも治療すべきですね。

寺川:家族にも心配や負担をかけますからね。

髙尾 和志髙尾:ぜんそく治療は劇的に進歩したのに、治療を中断する人が多く残念です。私は、病気と治療継続の重要性を理解してくださるまで何度でも説明しています。しつこいと嫌われるかもしれませんが、患者さんの健康を考えるのが私のポリシーです。

髙尾 和志
プロフィール
  • 髙尾 和志

    髙尾 和志(たかお かずし)

    伊勢丘内科クリニック院長
    滋賀医科大学卒業。岡山大学病院、愛媛県立中央病院、マツダ病院、国立病院機構山陽病院、福山市民病院内科科長などを経て、現在、広島県福山市の伊勢丘内科クリニック院長。

  • 寺川 綾

    寺川 綾(てらかわ あや) ロンドン五輪で2つのメダル

    大阪府出身。高校2年の時に出場した2001年福岡世界水泳で注目を浴び、04年アテネ五輪200メートル背泳ぎで8位入賞。12年ロンドン五輪では100メートル背泳ぎと4×100メートルメドレーリレーでそれぞれ銅メダルを獲得。1児の母。ミズノ所属。

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