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最新ガイドラインを詳しく解説! 2009年、喘息のガイドラインが3年ぶりに改訂(喘息予防・管理ガイドライン2009)

喘息予防・管理ガイドラインが、2006年版から3年ぶりに改訂されました。新しいガイドライン作成の責任医師である大田健先生に、そのポイントを解説していただきました。

改訂の背景

ガイドラインは、最新の科学的根拠に基づき、常に進歩させることが不可欠です。前回の2006年版から、喘息に関する様々な研究結果が蓄積されてきました。そこで、この度、日本全国の喘息を診療している先生方にとって、最新かつ最適な診断・治療の指針になるよう、日本アレルギー学会、喘息ガイドライン専門部会の先生方とともに、最新の科学的根拠に基づいてガイドラインを改訂しました。
喘息は、かつては命にも関わる重大な病気のひとつでした。残念ながら現在でも喘息で亡くなる方はいますが(2008年度の日本人の喘息による死亡者数は2,348人)、吸入ステロイド薬をはじめとする気道炎症を抑える治療の普及により、その数は明らかに減少しており、今や喘息は十分コントロールできる病気となりました。しかし、喘息は慢性的に気道に炎症が起きている、いわゆる慢性疾患であり、その治療には時間が掛かることを忘れてはいけません。喘息の治療に大事なのは、かかりつけの先生の指導をよく聞いて、長期にわたって、根気強く喘息と向き合っていくことです。間違っても自身の判断で薬を止めたり、薬の量を減らしてはいけません。

症状のない日常生活を目指して

喘息治療の目標は、症状がなく、健康な人と変わらない生活を送れるようになることです。これは新しいガイドラインでも強調している点です(図1)。もしまだ症状が残っているようであれば、喘息だから「しかたない」、「あたりまえ」と諦めずに、かかりつけの先生に相談してみてください。

喘息治療の目標

お薬の基本は吸入ステロイド薬

喘息とは、気道に炎症が起きた状態です。そのため気道の粘膜がむくみ、気道が狭くなっています。そこに何らかの外からの刺激(アレルゲンや冷気など)が入ると気道が反応し、さらに狭くなり、空気が通りにくくなり、喘息の症状(咳、たん、ひゅーひゅー、ぜーぜー、息切れ)が起こるのです。また、炎症が進むと気道がさらに過敏になり、症状が出やすくなります。この状態が改善されないまま続くと、気道の構造上に変化が起こり、喘息が治りにくくなってしまいます。
したがって、喘息の治療は、気道の炎症を抑えながら、同時に狭くなった気道を改善・予防していくことが重要になります。気道の炎症を抑えるのに最も効果的なお薬が吸入ステロイド薬です。つまり喘息治療の基本といえるでしょう。新しいガイドラインでもこの点を強調すべく、治療ステップ1から基本治療薬として位置付けています(図2)。ステロイドといっても、吸入の場合、ごく少量の薬剤しか使いませんし、一部が口腔粘膜や胃や腸の粘膜から吸収されますが、大部分は肝臓を最初に通過するときに効力をなくしますので、安全性も確認されています。
また、長時間にわたり気道を広げるお薬として有効なのが長時間作用性吸入β2刺激薬です。治療ステップ2から吸入ステロイド薬といっしょに使うことができます。現在ではこの吸入ステロイド薬と長時間作用性吸入β2刺激薬をひとつにしたお薬も発売されており、毎日の治療が簡便になってきています。

喘息治療ステップ(成人)

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あなたの喘息コントロール状態は?

新しいガイドラインでは、喘息のコントロール状態の評価を今まで以上に高く設定しました(図3)。この根拠は、吸入ステロイド薬をはじめ、効果の高いお薬を使うことで、十分に達成できるようになってきたからです。ご自身のコントロール状態をもう一度見直してみてください。もしまだコントロール状態が不十分なようであれば、かかりつけの先生に相談してみてください。症状のない日常生活を目指して頑張りましょう。

コントロール状態の評価

あなたの喘息は何点?

喘息コントロールテスト(ACT)は、あなたの喘息がコントロールされているかどうか、簡単に点数でわかります。テストの結果を参考に、かかりつけの先生と話し合ってみてください。

気になったら喘息の状態をチェックしてみよう

  • 喘息コントロールテスト(ACT) 12歳以上の方はこちら
  • 小児用ぜんそくコントロールテスト(C-ACT) 4~11歳の方はこちら

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